【ひも靴の正しい履き方】かかとトントンを覚えよう!
こんにちは、小さいサイズの婦人靴専門店ユニシューズのスタッフ山口です。
お久しぶりのブログになってしまい、大変申し訳ありませんでした。
少しずつにはなりますが、今後も皆さまに、より快適に靴を履いていただけるような情報を発信していければと思っています!どうぞよろしくお願い致します(*^-^*)
さて、今回のテーマは題名にある通り【ひも靴の正しい履き方】です。
ひも靴は元々サイズの微調整がしやすく歩きやすいデザインの履き物ですが、履き方のポイントを押さえるだけで、履き心地や歩きやすさが格段に変わります!
とても簡単なので、ぜひこの機会に知っていただければと思います(^^♪
今回お話するポイントは2つです。
では、さっそくポイントの1つ目ですが、いきなりクイズです!
「靴の脱ぎ履きがラクに出来るように、靴ひもをゆるく縛っておく」
これは正しい履き方or間違った履き方のどちらでしょうか?
正解は…間違った履き方です(+_+)
意外に思った人が多いのではないでしょうか。
靴は、もともと西洋から伝わってきた商品です。
西洋には「靴を脱ぐ=はしたないこと」という日本と違った常識があります。
そのため、ヨーロッパではシャワーと寝るとき以外は基本的に靴を履いて生活しています。
つまり、もともと靴は「長時間履きっぱなし」の前提でつくられました。
しっかりと靴ひもを結ぶことで、足が靴の中でずれないように機能するつくりなのです。
対して日本は「室内に出入りするたびに履きものを脱ぎ履きする」という生活スタイルです。
脱ぎ履きの機会が多いために靴ひもをゆるくしがちなので、靴のもつ本来の機能が活かせなくなっているのです。
ですので、ポイントの1つ目は「靴ひもはゆるくしないでしっかりと結ぶこと」です(^^)/
次にポイント2つ目ですが、再びクイズです!
「靴ひもを結ぶ前に“つま先”をトントンと地面に打ち付けて足の位置を調節する」
これは正しい履き方or間違った履き方のどちらでしょうか?
正解は…間違った履き方です(+_+)
正しくは、“つま先”ではなくて“かかと”です。
“かかと”をトントンと打ち付けて足の位置を調節するのが正しい履き方です。
履き始めに靴のかかと部分と足のかかとをピッタリと合わせることで、靴のつま先側に少し空洞が生まれます。この空洞は“捨て寸”と言って、1~1.5cmあるのが理想です。
(捨て寸については、また今度改めてブログに載せようと思います(^^))
捨て寸を確保した状態のまま靴ひもを縛ることで、靴の中の足の位置が理想的な場所に固定されるのです!
ドイツなど靴の技術が先進的な国では、小さな頃にこの履き方を習っています。
一方、日本では一般的にこうした知識は教わる機会がないので、なかなか浸透していません。
結果、靴が足の邪魔をしてしまい、靴に合わせて間違った歩き方をすることで、足や体に負荷をかけてしまいます。
ですので、ポイントの2つ目は「靴ひもを結ぶ前に“かかと”をトントンと地面に打ち付けて足の位置を調節すること」です(^^)/
以上をまとめますと…
①「靴ひもはゆるくしないでしっかりと結ぶこと」
②「靴ひもを結ぶ前に“かかと”をトントンと地面に打ち付けて足の位置を調節すること」
実際に①②に気をつけてお客様の靴を調節すると「同じ靴なのにまるで違う靴を履いたみたいに履きやすいね!」とおっしゃる方が多いです。
ぜひ一度、この2つのポイントに気を付けて履いてみてください(^▽^)
“かかとトントン”という呼び方にすると覚えやすいですよ♪