革のおはなし

こんにちは!
小さいサイズの婦人靴専門店ユニシューズの山口です(^o^)たまには靴屋さんっぽいブログにしたいと思います(笑)!!

皆さんは、靴を選ぶときに“素材”って気にされていますか?私は、よくお客様から「この靴は何の素材なの?」と聞かれますが、そのなかでも断トツに多いご質問が革の種類です。ただ、何の革なのかがわかっても、実際にその特徴を知っている方は意外と少ないんじゃないかなぁと思いまして・・・。そこで、今回はいろんな革の特徴についてご説明させていただこうと思います(靴屋さんっぽいですよね(*^^)v??)。

まずは、【本革】についてです。
【本革】とは、いわゆる天然皮革のことです。合成して作っていない本物の革で、様々な動物の種類によって特徴が異なります。

牛革
牛は飼育数が多く革の採れる面積も多いので、革製品の市場で一番流通が多いです。実は、ひとことに牛革といっても、性別や年齢でおよそ7種類に分けられています!そのなかでも一般的なのが「ステア」といって、生後3~6ヶ月に去勢した2歳以上のオス牛です。早くに去勢していると牛があまり暴れていないので、革に傷が少なくなります。とても柔らかく耐久性に優れて丈夫、きめも細かいのが特徴です。もし商品に「牛革」とだけ書かれていたら、大体がこの「ステア」になります。
ちなみに、他の6種類は子牛の革(カーフ)や水牛(バッファロー)などがあり、採れにくい革はさらに高級品になります(^_^)/

馬革
一部を除いて、繊維密度・厚み・強度は牛のほうが上ですが、馬革の最も優れた特徴は柔軟性です!なめらかな手触りと美しい光沢があり、軽くてなじみが良いです。馬革のなかでも、限られた農耕馬のお尻部分から採れる革を「コートヴァン」といいます。空気も通さないほど緻密で硬くて丈夫なその革は、“革の宝石”や“革のダイヤモンド”と呼ばれる高級革です。
※革製品の手入れは大体が皮革用クリームですが、馬革は乾いた布でホコリを落とす程度でよく、ときどきクリームで手入れする感じでOKです。

羊革
牛革などに比べると繊維が粗いので革の強度は劣るものの、柔らかさが抜群なので肌触りがよく、しっとりと肌に吸いつくため身体へのフィット感に優れています。革をなめすときに革に断熱・保温効果の高い空隙を多く残すので断熱性も高いです。なので、防寒用のムートン(毛皮タイプの羊革)ブーツとして活用されているんですね~(・o・)

豚革
3本ずつ揃った毛穴が革のすべての層を貫通しているため通気性がよく、表皮の下に脂肪層があって厚く加工しづらいので靴の内革に使用されることが多いです。丈夫で軽くて柔軟性もあり、摩擦にも強い革です!

鹿革
鹿革の靴は足馴染みがよいと言われています。それは、極細で肌目が細かく保湿性を備えていることと、通気性もよく蒸れにくいので匂いを防ぐからです。耐水性が高く、濡れても変形しづらい革ですよ(^^♪

ヤギ革
革の表面にヤギ独特の細かく綺麗なしわがあります(「シボ模様」と呼ばれます)。
革自体は薄いですが、柔らかくて丈夫で摩擦に強く、型崩れしにくいので長年使えます!

ワニ革
「ワニ革=クロコダイル」と思われがちですが、ウロコの模様によって「アリゲーター」という種類もあります。ウロコの一つ一つに小さい斑点があるのが「クロコダイル」、ないのが「アリゲーター」です。個性的なウロコ模様が特徴的で人気があり希少性が高い革です。
※革製品のなかでも、特にこまめなお手入れが必要です(゜o゜)

ダチョウ革
「オーストリッチ」とも呼ばれます。羽根を抜いた部分の革が突起して、その丸い模様(クイルマークといいます)が美しくて人気です。とても柔らかい革で、使えば使うほどに艶が出ます。
※汚れは柔らかい布で乾拭きして、基本はブラッシング、ときどきクリームで手入れしてください。濡れたタオルはNG!!もし雨で濡れたら、水分を拭いて陰干しです。

蛇革
本来は繊細で耐久性が低いですが、なめし加工をすることで丈夫になります。「パイソンレザー」とも呼ばれ、独特な模様が美しく、長く使うほどに深い飴色へと変化していく楽しみ方も出来ます。

以上、ひととおりよく使われる革の特徴を挙げましたが、他にもいろんな種類があります。よかったら革靴や革製品を購入される際に参考にしてみてください。ただ、きっと革は長年使っていく目的で買われると思うので、特に靴は実際に履いたときの感触や肌なじみの好き嫌いなど、あなたの“感覚的な直観”もぜひ大切にして選んでくださいね(#^.^#)

次回は、この続きで人工的な皮革のお話をしたいと思います!!
ありがとうございました(^o^)

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